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要求定義を首尾よく行うためには,顧客と開発者の間で相互理解を構築することが必要です.例えば顧客が当然と思っている慣習化されたルールも,開発者が知らないことがほとんどです.顧客がそのことに気づかず,開発者に伝えなければ,開発者が知らされることはありません.このような場合,お互いの業務や文化的背景の違いを認識することによって,ミーティングで活発な意見交換がなされ,開発者に顧客からの要求を漏れなく伝えることができます.
顧客と開発者がお互いのもつ文化的背景の違いに気づいて,意見交換が活発になっても,お互いが理解し合えたと即断することはできません.ミーティングで一方がある考えを持って意見を述べても,他方がその意見を同じように解釈するとは限りません.したがって会話内容だけでなく,ミーティング参加者の理解状態を把握するための尺度が必要です..
要求定義ミーティングにおける,顧客と開発者の相互理解を評価する尺度があれば,要求ミーティングの目的が達成されたか,達成されていなければミーティング当時の状況や環境を改善するきっかけとなります.ミーティングの効率の悪さに気づかずに,時間を浪費することは得策ではありません.
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