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ソフトウェア開発の初期段階において行う要求定義とは,開発するソフトウェアに必要な機能や性能などをまとめることを指します.プログラミングやテスト工程と比べて手間がかからない作業と思われがちですが,このような軽視が後に及ぼす影響は大きいのです.
コードを書き始めてから,設計の間違いに気づいて設計をやり直す,といったいわゆる「手戻り」は全開発費の30から50%を占めます.そのうち要求定義の欠陥が招くコストは70から80%を占めるといわれています.ここでいう要求の欠陥とは,例えば顧客の望まない機能や,望んでいる水準に達しない機能を仕様書に盛り込んでしまうことです.ソフトウェア開発のコストを下げるためには,要求定義に欠陥が起こる原因を明らかにし,改善していく必要があります.
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